Kosuke

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リーマンショックから学べること

みなさんこんにちは!Kosuke Takamiです!

 

今日は不動産に関係しているリーマンショックについてお話します!

 

2008年の9月に起きた、投資会社のリーマンブラザーズが経営破綻し、アメリカ市場

のみならず、世界の市場にまでも影響を及ぼした経済危機です。リーマンショックがなぜ経済大国のアメリカで起きてしまったのか。それはサブプライムローンと呼ばれる高金利の住宅ローンが原因でした。

 

まず、プライムローンといった住宅ローンが存在します。これは信用力のある人に向けたローン、つまり、一般的な住宅ローンといえます。ですので、公務員や会社員は借りやすく、自営業の方や入社1年目の会社員等は借りにくいローンです。これに対し、サブプライムローン(以下SL)は、先ほどの逆、信用力のないヒトも借りることができるローンです!何故、SLが住宅危機を招いたのか、それはSLの使い方にありました。金融機関はSLを借金がある人や、アルバイトをしている人にまで貸してしまったのです!!このSLは証券化し、高い人気を誇る金融商品となりました!(ローン会社が債権を銀行に売却⇒銀行が債権を証券化⇒投資家が購入っていう流れの金融商品です。これをMBSモーゲージ債と言います。)

 

じゃあ何で信用力の低い人に向けたローンが人気だったの??ってなりますよね?それは、当時のアメリカの不動産価格が上昇していたためです。

 

つまり、SLを借りる側、信用力の低い人は、バブル状態で不動産の価格が上昇し続けるため、価格が上がって家を売却すれば儲かる♪ってなりますし、貸す側も返済が滞納している時に住宅を売れば儲かる♪みたいな構図になっていたんです!

 

そしてSLが人気になったもう1つの原因が、格付け機関の評価によるものでした。アメリカでは、債権の信用度をD(最低)~AAA(最高)まで格付けする会社が存在します。当時の格付け機関は、SLの中身が空っぽな、言い換えれば犬の糞みたいな債権にAAAを軽々とつけていました。

 

以上のことが起きるとどうなるか?当時の不動産の価格はバブル、価格が上昇し続ける!情況を見て金融機関は誰でも借りることができるサブプライムローンを作成。作成されたSLは信用力の低い人から投資家まで幅広く売れる人気の金融商品に!すると味をしめた格付け機関(スタンダード&プアーズやムーディーズ)は複合金融業界(ゴールドマンサックス、モルガンスタンレーなど)と手を組み、どんなSLにもAAAの評価を!!当然、投資家は格付け機関を信用するため、実際にはSLの中身が何もない債権を大量に購入しちゃう。しかし、いざ蓋を開けると債権の中身は空っぽ。投資家が債券を売却することにより、不動産の価格が急落。不動産売却により、利益を得てローンを返済しようと考えていた人たちは負債とローンを抱え、結果、多くの人々が職と家、そして家族を失いました。

 

これがリーマンショックです。いやあ怖い。

リーマンショックって儲けばかり考えた人間の醜い欲望が、数多くの被害を招き、人々をどん底へと突き落とした事件(事故?)です。

 

リーマンショックの時、僕はまだ13歳。当時はリーマンブラザーズっていう世界的に有名なタレントさんが事件を起こしたのかなあ?みたいな感覚でした。笑

この事件の真相を少しずつ分かり始めた今、人って誰かのために働くときにエネルギーを発揮するのかな。と感じました。人のために働くって難しいし、だからこそ本当に強い人なんだなって思います。今、僕の友人の何人かは世界の各地にいて、現地の人のために、そして日本のために活動してくれています。そんな友人達を見て、素直に尊敬します。カタチは異なると思うけど、僕自身も利他の精神をもって様々なことを発信し、みなさんが少しでも幸せに、そして笑顔になれるような働き方をしていきたいです!

 

あと最後に、リーマンショックでもうひとつ感じたこと。それは過去を振り返るって実は凄く大事だと言うことです。よくいますよね?過去は振り返らず、今を全力で生きろ!みたいな!笑

その価値観はすごく大事だし、間違いではないと思います。でも、過去を振り返らない人って失敗をしていない人かただのバカだと思う。笑 過去を振り返って辛いこと、傷つくこと、悲しいこと、たくさんあると思います。でもその事実を振り返って次の土台にすることが成長につながると僕は思う!良い未来にするために、そして良い過去にするために、今を全力で!が僕の生き方かな!笑

 

長文失礼致しました!

今日がみなさんにとって良い1日になることを願っています!